海外FXでは、ボーナスキャンペーンが非常に魅力的なメリットの一つです。100%入金ボーナスを利用すれば、入金額と同額のクレジットをボーナスとして受け取れます。
しかしボーナスの扱いはFX会社によって多種多様で、注意しなければいけないこともあります。今回はFBSの100%入金ボーナスについて解説します。FBSの入金ボーナスは一見太っ腹なように見えて、十分に注意しなければ思わぬ損失に繋がる性質のものです。しっかり読んで、思わぬ損失を被らないようにFBSのボーナスを理解しましょう。
FBSの100%入金ボーナスは要注意
それでは、FBSの100%ボーナスについて詳しくご紹介していきます。入金ボーナスの受け取り制限や受け取り方、クッション機能の有無について明らかにしていきますので、
FBSの入金ボーナスは回数制限なし
FBSの100%入金ボーナスは、回数制限なく、上限1万ドルまで受け取れます。入金ボーナスは、多くの海外FX会社で初回入金のみであったり、期間限定であったりすることを考えると、回数制限なしで上限1万ドルという設定は、非常に太っ腹なFX会社のように思えます。
FBSの100%入金ボーナス対象口座
FBSにはセント口座、マイクロ口座、スタンダード口座、ゼロスプレッド口座、ECN口座の5種類があり、それぞれの口座でMT4とMT5を利用できます。
ECN口座は100%入金ボーナスの対象外となっており、ECN口座に入金してもボーナスを受け取ることはできません。
現在、多くのサイトでMT5口座は対象外と紹介されていますが、MT5口座であっても入金ボーナスの対象であり、100%のクレジットを受け取れます。実際に私は、MT5のスタンダード口座で入金ボーナスを受け取りました。
FBS100%入金ボーナスの受け取り方
FBSの入金ボーナスは、自動付与ではなく、入金後に自分で操作してクレジットを受け取らなければいけません。入金ボーナスを受け取るためには、まずは入金後にダッシュボード(会員ページ)にログインしましょう。
ダッシュボードにある入金した取引口座部分をクリックします。
次に表示される、「ボーナスを有効にする」をクリックしましょう。
これで、ボーナスが付与されます。
ボーナスが付与されたことは、ダッシュボードまたはMT4/MT5で確認してください。
MT5確認画面
FBSの入金ボーナスは、サポートデスクに連絡しても自分で受け取ってくださいという旨の返信が来るだけです。自分で操作して受け取りましょう。
FBSの入金ボーナス注意点
FBSの入金ボーナスには、細かい制約があり注意が必要です。トレーダーとして特に注意すべき点を詳しく解説しますので、入金ボーナスを使ったトレードをする前に読んでおきましょう。
入金ボーナスを受け取るとレバレッジが500倍に
FBSでは最大レバレッジ3,000倍を謳っていますが、入金ボーナスを受け取るとそのレバレッジが500倍まで制限されます。正直、500倍でも十分なロットをもてますし、トレードには支障はありません。逆に3,000倍のレバレッジを活用しようとすると、少しの逆行も許されないタイトなトレードになるので、多くの人にとっては実用的なレバレッジとは言えないでしょう。
FBSの入金ボーナスはクッション機能なし
FBSの入金ボーナスにはクッション機能がありません。簡単に言えば証拠金維持率の計算に加えられないということです。
クッション機能がないボーナスにどのような意味があるかというと、ポジションを仕掛ける際に、大きなロットで仕掛けることができるということのみです。しかし証拠金維持率に加えられないため、大きなロットで仕掛けてもすぐにマージンコールがかかり強制ロスカットされる可能性が高まります。
自己資金残高がクレジットの30%を下回ると消滅する
例えば、10万円を入金して10万円分のクレジットを受け取ったとします。その後、損失を計上し自己資金残高が3万円を割り込んでしまうと、クレジットは全額消滅します。
自己資金を大きく失ってもボーナス分で取引でき、挽回するチャンスが残されるところに入金ボーナスの意義があるのですが、FBSの入金ボーナスにその役割を期待することはできません。
FBSの入金ボーナスまとめ
ここまでご紹介したように、FBSの入金ボーナスには多くの人が期待する役割を担う機能がありません。いわば飾りです。ボーナスを考慮してロットを建てると、証拠金維持率の低さに驚くことになるでしょう。大きなロットで仕掛けられるものの、そのロットを維持する機能がないボーナスは要注意です。
入金ボーナスを受け取っても良いですが、それは考慮せず自己資金で計算してロットを建てましょう。