海外FXを利用する前に、入出金について不安を感じいている人は多いのではないでしょうか。実際に海外FXを利用すると、様々な入出金方法があり、どの方法を選択するかによって着金時間や手数料が大きく異なることがわかります。
今は銀行送金以外に、オンライン送金サービスが普及していて、どの海外FX会社も提携しているので、入出金に利用すると大変便利です。多くのオンライン送金サービスでは、両替や送金ができ、通常の金融機関よりも格安の手数料設定となっているうえ、口座開設、口座維持手数料は無料です。海外FXを利用するなら、オンライン送金サービスにも登録しておくと良いでしょう。
今回は、海外FXの入出金方法の中でも、オンライン送金サービスにスポットを当てて、ご紹介していきます。登録や口座開設に手間がかかると敬遠せずに、便利なサービスを活用してみましょう。
海外FXで使えるオンライン送金サービス2選
海外FXで利用できる、主なオンライン送金サービスは以下の2つです。
- bitwallet
- Curfex
これらのサービスは、それぞれに大手海外FX会社と提携し、入出金を補助する重要な役割を担っています。それでは、一つずつその特徴を確認していきましょう。
bitwalletとは
bitwalletは世界200ヶ国で使えるオンラインウォレットです。2012年にシンガポールに設立し、以降企業や個人をつなぐ決済サービスを提供し続けています。
日本支社は東京都港区にあり、その他香港、リトアニア、エストニア、イギリスでサービスを展開しています。
元は e Protections PTE LTDという法人名で「my bitwallet」というサービス名でオンライウォレットサービスを提供していました。e Protections は元来、収納代行業者です。海外FXへ入金した際に、宛先にイープロテクションズという会社名が表示されるのを見たことがある人もいるのではないでしょうか。
2018年9月からサービス名は「my bitwallet」から「bitwallet」へと改名され、運営も e Protections PTE LTDからbitwallet PTE LTDとなりました。
元より展開していた収納代行業のノウハウを最大限に生かし、オンラインウォレット、オンライン送金サービス業を大規模に展開しています。
銀行やカード会社⇒bitwallet、bitwallet⇒海外FX、海外FX⇒bitwallet、bitwallet⇒銀行やカード会社といったように、海外FXトレーダーの入出金をスムーズに仲介してくれる企業です。
手数料は格安、着金時間は短時間、サポートは充実と使い勝手の良いサービスを是非、体感してください。
それでは、bitwalletの特徴を詳しく確認していきましょう。
bitwalletの大きな特徴4つ
bitwalletには、海外FXトレーダーにとって欠かすことのできないメリットがいくつもありますが、主なメリットは、以下の4つです。
- bitwalletのへ入金方法
- bitwalletの手数料
- 着金反映時間
- 提携海外FX会社
bitwalletへの入金方法
bitwalletへの入金方法は、銀行送金とクレジットカード送金、ちょコムクレジット支払いです。
銀行送金は、bitwalletのみずほ銀行口座への振込となります。クレジットカード送金で使えるカード会社は5社で、VISA、JCB、American Express、Master Card、Diners Club Cardです。カード会社によって、入金手数料が異なりあますので、次のbitwalletの手数料を参考にしてください。
ちょコムクレジットとは、NTTスマートトレード株式会社が提供するクレジットカードを利用した簡単電子マネー決済です。
bitwalletの手数料
bitwalletから海外FXへの入金手数料は、多くの会社で無料になっていますが、銀行やカードからbitwalletへ入金する際は手数料がかかります。このときの手数料は、入金額の0.5%となっていますが、利用する金融機関等によっては、プラスで手数料をとられることもあります。
出金手数料は、bitwalletから国内銀行への送金時のみ自己負担となり、一律824円です。なお2020年10月14日から出金手数料が777円となるキャンペーンが実施されます。終了時期は未定です。
ちなみに、私がじぶん銀行でbitwalletへ1万円を入金した際は、178円の手数料がかかりました。
またbitwalletへのクレジットカード入金の手数料はカード会社によって異なり、VISAとMaster Cardは入金額の8%、それ以外のカードは8.5%となっています。クレジットカード入金の手数料は、銀行送金と比べてかなり高いので、どうしてもカード入金しなければいけない事情がなければ、国内銀行送金がおすすめです。
ちょコムクレジットの送金に関する手数料は、入金額の5%です。
bitwalletの着金反映時間
bitwalletは、24時間365日入出金に対応しているため、銀行送金に比べてスピーディーに入出金できます。国内銀行からbitwalletへの送金で着金までにかかる時間は、およそ1~2時間、bitwalletから海外FX会社への送金は、ほぼ即時反映です。
ただし、銀行等の金融機関は、基本的に土日祝日は営業していません。bitwalletが対応していても、金融機関が営業していなければ入出金はできませんので、自分が利用している金融機関の営業時間は把握しておきましょう。
多くの海外FX会社と提携している
bitwalletは、多くの海外FX会社と提携しているため、一つ口座を作っておけば、あらゆる海外FX会社の入出金に利用できます。
bitwalletを入出金方法として採用している、代表的な海外FX会社は以下の通りです。
- XM
- Trade View
- iForex
- Titan FX
- FBS
- BigBoss
- FXGT
- GeneTrade
Curfexとは
Curfexとは、香港に本社を構える資金移動業者で、オンライン送金サービスを提供しています。主にアジア圏で営業活動を行い、日本の金融庁からも営業許可を得ているため安心して利用できます。かなり優良なオンライン送金サービスを展開していますが、2020年10月現在、海外FXでCurfexを利用して入出金できるのはAxioryのみです。
Curfexで送金可能な国は以下の通りです。
- 香港 (Hong Kong)
- 大韓民国 (Korea)
- 日本 (Japan)
- フィリピン (Phillippines)
- シンガポール (Singapore)
- インドネシア (Indonesia)
- マレーシア (Malaysia)
- オーストラリア (Australia)
bitwlletと違うのは、Cuerfexへの送金手続きを済ませれば、自動的にAxioryに送金される仕組みなので、一手間省けるという点です。
Axioryを利用するなら、Cuerfexもセットで登録しておきましょう。
Curfexの登録は、Axioryから可能です。表示される指示に沿って進めましょう。
Curfexの手数料と着金時間
Curfexを使ったAxioryへの入金手数料は、Axioryが負担してくれているので、無料です。ただし2万円未満の入金に関しては一律1,000円の手数料がかかりますので、コストを考えると2万円以上の入金がおすすめです。
また、自身の金融機関からCurfexへの入金手続きは金融機関の定める手数料がかかります。
ちなみに私は、ジャパンネット銀行からCurfexを利用して2万円を入金しました。ジャパンネット銀行はCurfexの提携銀行となっており、ジャパンネット銀行同士の振込手数料は無料です。
なお、楽天銀行とみずほ銀行もCurfexと提携しています。
Curfexの営業時間は日本時間9時から18時です。Curfexの営業時間内なら、概ね1時間ほどで取引口座へ反映され、取引を開始できます。18時以降にCurfexへ着金した場合は、翌営業日の反映となります。
私は平日の14時52分に入金手続きを完了して、口座へ反映されたのは、15時44分でした。所要時間は1時間弱ですので、まずまずです。
AxioryからCurfexへの出金の際にかかる手数料は無料です。Curfexから出金先銀行へは所定の手数料がかかります。各金融機関によって違いますが、提携している楽天銀行、みずほ銀行、ジャパンネット銀行は優遇があるかもしれません。
私はジャパンネット銀行を利用して出金しましたが、手数料は無料でした。
着金までの時間は、1営業日内です。
海外FXで使えるオンライン送金サービスまとめ
今回は、2つのオンライン送金サービスをご紹介しました。
現状多くの海外FXで利用できるのはbitwalletですし、スピード、手数料、セキュリティどれをとっても及第点といえます。ただ、bitwalletを利用できる海外FX会社はコロコロ変わっていて、今後も動向から目が離せません。
CurfexはまだAxioryでしか利用できませんが、手間がかからないこと、着金スピードは満足できるうえに、日本の金融庁から営業許可を得ているという点で、非常に安心感があります。今後、他の海外FX会社でも利用できるようになれば、bitwalletよりも利用者が増えることも十分考えられます。
今のうちに、利用して慣れておいても良いかもしれませんね。