2月4日イングランド銀行の金利発表のタイミングで、ポンドが大きく上昇しました。
さらに翌日米雇用統計を受けても続伸。
今後の動向と戦略を考えます。
上昇トレンドながらもレンジ
ポンドドルは、昨年末から継続して上昇していて、しばらく上昇トレンド相場です。
【ポンドドル日足】
ただし一日のボラティリティは縮小傾向で、デイで見ると上下に行ったり来たりする相場状況なので、トレードはレンジ相場のような戦い方になります。
オブジェクトへの到達で細かく利食う取引です。
1トレードの値幅は小さいですし、トレード回数は増えますし、オブジェクトのタッチからの反発が早いですし、非常に疲れます。
ボラ縮小からの拡大、下値ブレイク
BOEの金利発表までは、上値試してそのうち勢いよく上抜けてもよさそうなチャートにも見えていました。
根拠は、単純ですがアセンディングなトライアングルです。
【ポンドドル4時間足】
アセンディングもしくはディセンディングトライアングルは、しっかり角まで価格が詰まっていくと、ボラが縮小していることも相まって、流れの方向に大きく飛び出していくことがよくあります。
今回のポンドドルに関しても、もう少し価格が煮詰まってから上放れする可能性を考えていましたが、そうなる前に下値を支えていたバランスを崩して下落してしまいました。
チャート的に下落前から、その可能性に気づいた方は多かったのではないでしょうか。
私も2月4日㈭は朝から多めにショートを入れていました。
BOE金利発表、下値ブレイクダマしで大きく上昇
BOEの政策金利は0.1%据え置きですが、懸念されていたマイナス金利導入の思惑が後退したことが好感されて買われ、ポンドが大きく上昇したというファンダだそうです。
チャート的にはバランスを崩して大きく下げそうな状態から、金利発表のタイミングで一気に担ぎ上げられたことでショート勢は大変だったと思います。
下値ブレイクはダマしになって、上昇が継続しました。
翌日の米雇用統計を受けても上昇が継続しています。
【ポンドドル5分足】
ショート狙いのトレーダーからすると嫌な上げ方です。
このままじりじり上げていくと、上にあるオブジェクトもぬるっと抜けていく可能性があります。
そうはいっても直近高値水準まで戻しているので、警戒は必要ですが。
それから、直近では大きな値動きであるにもかかわらず、出来高が全くついてきていないのもちょっと気になります。
出来高がないと値動きがカクカクするからやりづらいんです。
ポンドドル来週の戦略は
下落をダマしにして上げてきたことや金曜の上げ方などを含めて、来週も上昇が継続するのかなーと思っています。ボラ、出来高ともに上がってくるといいなーとも思っています。
はっきりそうなるまでは、いままでの細かく利食うレンジ的なトレードを継続します。
下がりそうだったら売ります。
いつもこんな感じの戦略です。
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