ここのところ為替の値動きが悪くて、すべての資金が仮想通貨に流れ込んでいるんじゃないかと感じます。
MT4のボリューム表示をしても、昨年と大差はないですし、各業者のボラティリティチェックツールを見ても、大きくボラが下がっているわけではありません。
でも、間違いなく値動きが悪いと感じます。
値動きが悪いというのは、一方向に伸び切らないということです。
値動きが悪いと利益を得づらい
トレーダーは、「この値動きならこれくらいは伸びそう」とか、「この形なら節目も抜けそう」といった経験則でトレードをするものですが、その想定は常に同様ではなく、時期や時間帯によって異なります。
例えば、アジア時間はそこまで大きく値幅は取れないけど、ロンドン、NY時間は値幅が取れることが多いとか、そういう感じです。
時期っていうのはSelling Mayみたいなアノマリーとか、大統領選やブレグジットみたいな政治的なことも含みます。
だから、方程式みたいに「これがこうなったらこうなる」と考えられるほど単純ではないということも理解しています。
値幅が取れないときには、取れないときなりのトレードをすればよいのですが、これは経験による引き出しの多さがものを言うとも考えられます。
私もある程度の経験を積んで、いろいろな相場を見てきました。
勝てないときもあれば勝てるときもあります。
その上で今の相場と向き合っていますが、それにしても難しいです。
抜けそうな値動きが抜けないと感じているということは、反発するところで入れないということです。
抜けそうだと感じているのだから、当然ですね。
抜けそうだと思って入れば反発して切ることになりますし、反発するところで仕掛けられないので、利益になりません。
こういうときは意外と単純にオブジェクトで逆張りしている方が勝てたりするのですが、通常と違うことをするのは勇気がいるものです。
チャンスが少なうえに値幅がとれないので、やりがいもありません。
米雇用統計想定外の下振れでポンド動意づくか
先週の金曜日、米雇用統計が発表されました。
市場の想定から大きく下ぶれて、非農業部門の雇用者数は26.6万人増にとどまりました。
その結果、米ドルは売られドル円は一時100pipsほど下げ、市場が閉まった時点でも、上げられる状態にはなっていません。
同様の理由からポンドドルが上昇しました。
一旦は全戻しも想定できる値動きになりましたが、下げ止まり、押し目からの上昇が継続しました。
膠着状態を脱するのはファンダメンタル
私は基本的にテクニカル分析を行って取引をしていますが、膠着状態を脱する材料はいつもファンダメンタルだと思っています。
今回の雇用統計が今後のアメリカ経済にとって、仮に心配のないものだとしても、これをきっかけとして相場状況が一変することは十分に考えられます。
日足チャートではまだはっきりと上昇を示唆する雰囲気にはなっていませんが、今後の上昇を期待してしまいます。
ひとまず上目線で、買い優先です。
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