ノックアウトオプションとは、国内で3社しか提供していない、資金効率が海外FX並みに良い金融商品です。取引方法はほとんどFXと同じで、数千円の自己資金があれば十分に大きな利益を狙えます。
しかし、ノックアウトオプションにはFXにないデメリットや、使いづらさを感じる場面もあるため注意が必要です。
そこで今回は、ノックアウトオプションのメリットや国内FXにはない特徴、デメリットや注意点などを詳しく解説します。
海外FXにうんざりしている人、いい加減信用できないと思っている人、かといって国内FXでは資金を増やすのに時間がかかりすぎると感じる人はぜひ読んでみてください。
海外FXにつきまとう破綻、出金拒否、口座凍結による不信感
2023年は大手海外FX業者GEMFOREXが破綻し、中堅どころのFXFairにも怪しい動きがありました。
私も2020年に2万ドルの出金拒否をくらった経験があります。
参考記事:【最悪】Atlas Forex出金拒否、口座凍結・・・闇の全記録!!
しかし海外FXのように資金効率が良く、少額から数百万円の利益を1年以内に稼ぎ出せる仕組みはほかにないと思っていたため、海外FXを利用してきました。
実際に1年間で500万円以上の利益を得るなど、海外FXには良い思いをさせてもらっています。
参考記事:利回り60,000%!!4ヶ月で1万を500万にしました!!
それでも心のどこかで、出金できなかったらどうしよう…、破綻して飛んだりしないよな…。と心配が絶えません。
つまり海外FXを信用していないんですね。
海外FXを利用しているけど信用はしていないという人は多いのではないでしょうか。
それでも海外FXを使い続けるのは、ハイレバレッジや口座開設ボーナス、ゼロカットシステムといった国内FXにはない仕組みがあるからでしょう。
海外FXや国内FXにはないノックアウトオプションのメリットと仕組み
ノックアウトオプションには海外FXや国内FXにはない仕組みがあり、それによるメリットはトレーダーにとって非常に重要です。ノックアウトオプションの主なメリットは以下のとおり。
- ハイレバのような少額取引が可能
- ゼロカットのような損失を確実に限定する仕組みがある
- 国内FXと同等の安心感がある
ノックアウトオプションは海外FXのような仕組みであり、国内業者の安心感があります。詳しく見ていきましょう。
ノックアウトオプションは海外FXハイレバレッジと同等に資金効率が良い
ノックアウトオプションには海外FXのハイレバレッジと同等に資金効率が良い仕組みがあり、ドル円1万通貨の取引に必要な資金はレートによるものの、1万円を大きく割ります。
海外FXは数百倍から1,000倍を超えるレバレッジを提供しているため、1万円程度の自己資金でドル円1万通貨の取引が可能です。
しかし最大25倍のレバレッジ規制がある国内FXでは、ドル円1万通貨の取引に約5万円から6万円程度の資金が必要となります。
ノックアウトオプションも国内で認可された金融商品であり、レバレッジ規制の対象外というわけではありません。それでも海外FX並の資金効率を実現できるのは、レバレッジを利用していないためです。
ノックアウトオプションはオプション料を担保に取引する
ノックアウトオプションはオプション料を担保に取引する仕組みです。
オプション料はロット数とノックアウトレベルという最終損切りラインまでの値幅によって決まります。ロット数が多くノックアウトレベルが遠ければオプション料は高くなります。
レートがノックアウトレベルに到達すると、どんなに急変動でも確実にその価格で決済されます。約定が滑って残高がマイナスになるような心配はありません。
ノックアウトオプションには海外FXのゼロカットのような仕組みがある
ノックアウトオプションは取引前に最終損切りラインとなるノックアウトレベルを設定します。ノックアウトレベルは確実に決済される損切りラインです。
海外FXには口座残高がマイナスになってもゼロにしてくれるゼロカットシステムがありますが、それと似ています。
しかしノックアウトオプションで適切にノックアウトレベルを設定すれば、口座残高がゼロになることはありません。
海外FXのゼロカットシステムによる安心感に魅力を感じている人も多いかもしれませんが、ノックアウトオプションにはそれと同等かそれ以上の安心感があります。
国内業者には海外FXにはない安心感がある
国内のノックアウトオプション業者はFXTF、FOREX.com、IG証券の3社のみです。(2024年1月9日時点)各社大きな企業で、IG証券とFOREX.comは外資系ながらそれぞれイギリス、アメリカで上場しており、厳しい監査を受けています。
また3社とも国内の金融庁に登録し営業活動の許可を得ているため、国内の法律に則って活動しており、違反すれば金融庁からの指導が入りますし、国内の警察も動けます。
弁護士も動きやすいため、必要であれば依頼を受けてくれるでしょう。
理不尽に顧客資金をもって逃げ出す業者もいないはずです。
国内の金融機関であれば信託保全が適用されるため、顧客資金は会社資産と完全に分離して保管しなければなりません。顧客保護の体制が整っています。
この安心感は大きいです。利益を出せばまず間違いなく出金できます。あとはトレーダーが不正をしないこと。
ノックアウトオプションとFXの違い。重要な注意点
ノックアウトオプションには注意点が多いです。FXとの違いとも言いかえられますね。ノックアウトオプションとFXの違いは以下のとおりです。
1つずつ確認していきましょう。
ノックアウトオプションは新規注文で指値を使えない
ノックアウトオプションは新規注文で指値を使えません。逆指値も使えません。成行注文のみです。
だから、チャートを見ていないと取引できません。
私はチャートを見ずに指値、逆指値で仕掛けることがないので全く気にならないのですが、価格水準で取引している人には不便に感じられるでしょう。ただ、もし指値・逆指値で取引して勝てていない人は、ノックアウトオプションで成行しかできない取引を試しても良いかもしれません。
なお決済には指値・逆指値が使えます。
ノックアウトオプションはスプレッドが広め
ノックアウトオプションは国内FXと比較してスプレッドが広めです。特にFOREX.comは広くて、ドル円スプレッドが2.3pips程度になります。ユーロ、ポンド系の通貨ペアのスプレッドは若干狭いですが、それでも使う気にはなれません。
IG証券のドル円スプレッドは1.5pips程度です。これも広いですね。
もっともスプレッドが狭いFXTFのドル円スプレッドは、0.4pipsと比較的狭いといえるでしょう。私はノックアウトオプションでFXTFを利用していますが、デイトレくらいの取引頻度や利幅なら気になりません。
スキャルは厳しいですね。スキャルパーがノックアウトオプションを使うのはやめておきましょう。
なお海外FXと比較すると、スタンダード口座であれECN口座(手数料込み)であれ、FXTFの方がコストを抑えられます。
海外FXやるくらいならノックアウトオプションに慣れたほうが良いです。
ノックアウトオプションは約定が弱い
ノックアウトオプションは約定が弱いです。特にIG証券とFOREX.comは止まるときがあり不安を覚えます。
FXTFは約定にストレスを感じたことはありません。スプレッドも狭いし、ノックアウトオプションで短期トレードするならFXTFがおすすめです。
オプション料が高騰するときがある
オプション料はノックアウトレベルの設定値によって変わりますが、ボラティリティが上がるときは設定可能なノックアウトレベルの最小値が遠くなってしまうときがあります。
そのため結果的にオプション料が高騰するということです。
たとえばFXTFの場合、通常設定できるノックアウト最小値は約70~80pips程度離れた水準です。
上の画像では現在レート143.559に対して、ノックアウト価格142.800となっています。つまり現在レートから75.9pips離れた水準にノックアウト価格を設定できるということです。
しかし指標発表時やロンドン、NY市場のオープン時などボラティリティが一時的に上昇するときには、ノックアウト価格の最小値が100pips以上遠くになるケースがあります。
その時はオプション料も高騰するため、取引に最低限必要な資金も高くなる点に気をつけましょう。
なお、ノックアウトレベルとは別に任意の損切りラインも設定できるため、活用してください。
ノックアウトオプションは取引ツールが使いづらい
ノックアウトオプションの取引ツールは国内FXと同じように、使いづらいです。MT4/MT5、TradingViewに慣れてしまうと、取引には使えないと感じます。
FXTFノックアウトオプションチャート
FOREX.comノックアウトオプションチャート
IG証券ノックアウトオプションチャート
FXTFやFOREX.comはTradingView仕様にはなっていますが、制限が多すぎて機動的な取引はできません。IG証券の取引ツールは国内FXのオリジナルツールレベルです。
私はFXTFを利用しながら分析用のMT5チャートを立ち上げて取引しています。
モニターが2つあると楽ですが、1つでも問題ありません。
なお、各社スマホアプリを用意していますが画面遷移に時間がかかるうえにチャートが止まったり接続が切れたりするため、使い物になりません。PCでの取引をおすすめします。
ノックアウトオプションはポジション保有期限がある
ノックアウトオプションはポジションに保有期限があります。
FXTFは最長1日、FOREX.comとIG証券は最長1年です。FXTFで保有しているポジションは、翌朝5時に強制的に決済されます。
ポジションを保有して日をまたぐトレードをしたい人は、IG証券かFOREX.comを利用しましょう。
結論:海外FXのデイトレーダーはノックアウトオプションの方が良い
海外FXでデイトレをするくらいならノックアウトオプションの方が良いです。
海外FXのハイレバレッジによる資金効率、ゼロカットシステムによる追証が発生しない仕組み、国内業者のような抜群の安心感を取り揃えているのがノックアウトオプションです。
しかし新規注文で指値が使えない、ポジションに保有期限がある、スプレッドが広めという条件を考慮すると、ノックアウトオプションは以下のような人におすすめします。
- 海外FXのハイレバを利用したい人
- 取引による借金は絶対に嫌な人
- デイトレーダー
- PCで取引できる人
- 成行注文で取引できる人
上記の条件を満たす人は、ノックアウトオプションを試してみてください。海外FXより良いとわかると思います。
ノックアウトオプションをおすすめできない人
ノックアウトオプションをおすすめできない人の特徴は以下のとおりです。
- 指値・逆指値で新規注文を入れたい人
- スマホでカンタンに取引したい人
- スキャルピングをしたい人
- スイングトレーダー
- チャート分析ができない人
ノックアウトオプションにはデメリットもあるので、利用しないほうが良い人もいます。自分がどちらに当てはまるのか確認してみてください。
ノックアウトオプションは海外FXの可能性と国内FXの安心感を実現
ノックアウトオプションには国内業者の安心感があります。出金拒否を食らった私からすると、かなりありがたいです。
そのうえ海外FXのように少額資金から増やせる仕組みや借金が生じない仕組みがあるわけですから、多少取引ツールが使いづらくても、工夫して利用します。
なんだかAXIORYがレバ1,000倍口座を始めたり、BigBossが怪しくなってきたり、そろそろ海外FXから離れた方が良いかもしれません。
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FXTFはゴールデンウェイ・ジャパン株式会社が提供する金融サービスです。FX、CFD、ノックアウトオプションと豊富な取引を提供しており、まだまだ発展途上でサービスの充実に期待ができます。
項目 | 内容 |
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ノックアウトオプション取扱銘柄 | 7種類 株価指数なし 商品4種類 |
ドル円スプレッド | 0.4pips |
両建て | 可 |
スキャルピング | 可 |
ポジション保有期限 | 最長1日 |
取引ツール | オリジナルブラウザ版 (Trading View機能付) スマホアプリ |
公式サイト | https://www.fxtrade.co.jp/ |
FXTFはノックアウトオプション業者の中でもっともスプレッドが狭い業者です。
約定力も強く、短期トレーダーとしてもストレスを感じません。
ポジション保有期限が最長1日のため、スイングトレードができない点は要注意です。スプレッドコストや約定力も合わせて考慮すると、短期トレーダーに特化したシステムといえます。
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