逆張りとは
逆張りは、相場が行き過ぎたときの反対を狙う投資手法です。「行きすぎれば戻る」という考え方が根底にあります。
最大のメリットは相場の方向に左右されないということです。相場が下落トレンドであっても、一方的に下がり続けるわけではありません、小さい上昇と下落を繰り返しながら下がっていきますので、下落の最中に「行きすぎて下げたとき」に買うことができれば、いったんは反発する確率が高いといえます。
参照:ケンミレ株式情報(http://www.miller.co.jp/report/wakaru/20130124.html)
GOOGLEで『逆張りとは』で検索した時に今現在一位で表示されるサイトでの解説です。
私もだいたいは同じような認識でいます。
ただ、一つ違うことは、『行きすぎから戻るところを拾おう』とは考えていません。
だいたいが、『行きすぎ』をどのように計るのでしょうか。
よく使われるのが移動平均乖離率かと思います。
設定した移動平均線との乖離を見るインジケーターですが、これだって相場に勢いがあるときは使い物になりません。行き過ぎからさらに行きすぎることが多々あります。
ボリンジャーバンドの3σも同様です。
3σの中で動く確率は驚異の99.7%らしいですが、相場に勢いがあるときはその限りではありません。
ましてやボリンジャーバンドは相場の流れで形を変えていきます。
この勢いの強さはインジケーターでは計れないのです。
話をもとに戻しますが、相場の行き過ぎを捉えることはできません。
ですから、逆張りをそのように認識している方は、改めた方が良いです。
例を出します。
ちょうど今(2018.01.22)、アメリカのダウ平均が上昇を続けています。
これは、US30の月足ですが、とんでもない勢いで高値を更新し続けていることがわかります。
オシレーターは天井に張り付きっぱなしです。
明らかに買われ過ぎ、行き過ぎでしょう。
逆張りを『行き過ぎからの戻りを拾うこと』と定義すれば、この状態から売ることになるのでしょうが、これほど危険なことはありません。
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