ドル円の下落は一時的な調整か本格的な下落か。

ドル円チャート トレードプラン

海外FXトレーダー.comです。

円安が続いていますが、いつ止まると思いますか?いつか戻りますか?というご質問をいただくことが増えてきました。

いつか止まるし、いつかは円高に振れると思いますが、いつなのかは全然わかりません。

唯一言えることは、一般の投資家は値動きで行動を変えない方が良いということです。

上がったから・・・、下がったから・・・という理由で行動をし始めたら、デイトレーダーと変わらない土俵に上がることになりますから、かなりまずいと思います。

 

ドル円の調整はどこまで?

ドル円は22日㈮に円高方向に動きました。

ドル金利の大幅下落が影響しているという見方が大勢のようですが、大した調整ではありません。

今年3月半ば、115円から円安方向に急速に動き始めましたが、現在まで最も大きな調整で約3.5%。

22日㈮から現在までの調整は約2%です。

ドル円チャート

現状では大きな調整とは言えず、140円を目前に一休みして、一気に140円を上抜く準備と考えたほうが自然かもしれません。

ただ、この下落が調整なのか本格的な下落の序章なのかは誰にもわからず、結局は後付で語られることになります。

 

ずっと上昇が続くと考えがち

株価や為替の値動きは、上昇が続けばこのまま上昇し続けると思われがちで、下落が続けばそのまま下落が続くと思われがちです。

これは報道がそうさせる部分も大きいと思いますが、世間の雰囲気に飲まれてしまってはトレードは成り立ちません。

「靴磨きの少年が株を語りだしたら売り時」という話は有名です。

テレビ局員もアナリストももちろんネット界隈のブロガーもほとんどがトレーダーではありませんから、取引の中で利益を得ることに関しては当然素人です。

素人が騒ぎ始めるのは、センセーショナルに報道され始めてからですから、その頃にはもう値動きがピークをうっているということは、よくあります。

価格は買い手がいなければ上がりません。

素人までも買い始めたら、もう新規に買う人はいないわけで、下落し始めるのは当然です。

 

デイトレーダーはどうする?

大きな上昇や大きな下落のあと、ざっくりと次の反対方向への動きに備えて逆方向に仕掛けることは考えられますが、大きなレバレッジを掛けたFXトレーダーはそれができません。

許容できるドローダウンを考えて反対方向へ仕掛けるなら、ロットを小さくして大きな逆行に備えるか、タイトなストップラインを置くことが大切です。

とりわけ、デイトレに絞って考えたら後者でしょう。

やはり的確なエントリーポイントの見極めが非常に重要になるということです。

 

 

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