プライスアクション、うまくいく時いかない時!!

XMTrading

管理人です。

昨日はドル円で1勝1敗、ポンドでは2度仕掛けて一度は建値撤退、もう一つは30pipsで利確しましたが、その後

かなり伸びてましたね。

 

参考:

 

 

昨日のドル円は朝から元気で勢いよく上昇しました。

 

ただ、上昇後はチャネルラインにきれいに抑えられて、その後は押し目のロングも高値試せず力なくずるずると

下げていきました。

 

夜に再上昇して朝方抑えられたチャネルは上抜けましたが、

もう一つ上のラインに抑えられて今は高値付近で止まっています。

 

 

この後の動きが気になるところですが、チャネル内での動きになっているので、

上を試した後は下を試しに行くのが通常です。

 

ただ、上昇の強さを考えるとさらに高値更新を試しに行く動きを見せてもなんらおかしいことはありません。

 

逆にこのブレイクアウトが失敗に終わると、

高値で慌てて買ったブル派の損切を巻き込んでベア派が支配権を握る可能性があり、

その後は結局チャネルの逆側を狙ってくることになります。

 

10月1日からの強い強い下落に対して、

3日からの一連の上昇がベアフラッグと見ることもできます。

 

スパイクからフラッグを形成するのはさらにトレンドが続く動きとして

よく見られるパターンです。

 

この場合、次のスイングの目標値は10月1日からの下落幅と同等(メジャードムーブ)であることが多く、

そうなると106円を割ってくる可能性もあります。

 

現状を考えると、

このベアフラッグ(上昇チャネル)をオーバーシュートして高止まりしている状況ですから、

ここからチャネル内に戻ってくることがあれば、ブレイクで買ったブル派は落とし穴にはまり、

損切(ショート)せざるをえなくなり、ベア派はそれを見越してショートを入れてくることになり、

教科書通りチャネルの下限を目指し、下抜く動きが継続することになります。

 

これは非常に面白いシナリオなのですが、

我々がやるべきことは、

機関投資家がやることに従うということです。

 

彼らがじきにやりだすだろうと思うことを予測してやるのとは違います。

 

難しい塩梅かもしれませんが、わからないときは待つことです。

セットアップがあり、シグナルが出て初めてGO!です。

 

 

さて、昨日の私のトレードに話を戻します。

 

 

上昇で入れなかったブル派のトレーダーは間違いなく押し目で買いたいと思っていますし、

なるべく安く買いたいと思うのが心理です。

 

それを狙う強気(ブル派)のトレーダーがいることを前提に、押し目買いというのは成り立ちます。

(強気(買い)のトレーダーをブル派、弱気(売り)のトレーダーをベア派と表現します。気持ち(ハート)が強い弱いの話ではありません。)

 

で、もっとも重要な、どこが押し目になるのかというところですが、今回の私のトレードが非常に良い教材となりそうなので、

負けトレードと勝ちトレードを比較して、参考にしてみていただければと思います。

 

 

最初の負けトレードは、ダブルボトムブルフラッグで買ったのですが、

後押しとなる背景(オブジェクト)が一切ありませんでした。

 

 

 

朝方からの上昇が強かったことで、再上昇も早いタイミングで始まるのではと考え、

突っ込んだ買いを入れました。

 

さらに、押し目と考えた背景は1分足でのダブルボトムブルフラッグ。

 

セットアップとしては弱いです。

 

 

 

二発目のロングは、上昇トレンドラインとウェッジ型チャネルのオーバーシュートからの反転セットアップです。

 

これなら、負けても仕方ないと思えるセットアップが整いました。

 

画像内①のポイントでもチャネルを下抜いてから中に戻る動きが見られますが、

すぐそこにきていた上昇トレンドラインのタッチ、若しくはオーバーシュートを見たかったので、

①では入りませんでした。

 

結局上昇トレンドラインにも絡み、ウェッジ型チャネルもオーバーシュートして

中に入る動きでロングしました。

 

ただ、順調に上昇というわけにはいかず、

拡大型トライアングルを形成して、下方向にブレイクしています。

 

因みに、その夜には大きな上昇を見せているのですが、その起点を見てみると、

一旦ダブルトップを作って大きく下にたたかれた後、

支持帯をギリギリタッチせずに、安値へのチャレンジは失敗に終わって

その足は大きな下ヒゲをつけた陰線になりました。

 

それから下をはっきりと試すことなく上昇して今に至ります。

この売買の攻防を細かく見ていくと、画像内の図のようになりますが、

かなり上級者向けです。

 

ちなみに、私の今の仕掛けだとこの上昇はとれません。

入るとしたら、その後に発生する押しです。

 

 

 

大きな動きをとれないと悔しい思いもあるかと思いますが、

こうやって確認してみると、

あ、無理だな。

って諦められることもあります。

そうすれば悔しい思いを引きずらないですみます。

 

余計な気持ちを引きずってトレードしていると、ほとんど間違いなくやらかしますから

リセットはとても大切な仕事です。

 

 

 

プライスアクションというのは、目安となるオブジェクトがあって、そのオブジェクトに値が絡んだ時に売買の攻防が激しくなり、

ブル派とベア派の思惑を見てとれるからこそ確度が高まるものです。

 

独りよがりのチャートパターンでは、勝ち続けることはできません。

 

今回のドル円での一勝一敗は、

トレードの良い例と悪い例を凝縮した内容でした。

 

ご参考にどうぞ。

 

 

P.S.

なぜここで?というプライスアクションがあった場合、ラインの引き方等、見直してみるといいかもしれません。

必ずと言っていいほど、そこには何かしらのオブジェクトがあります。

 

 

 

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