裁量トレードの練習をMT4で可能にする無料EAを紹介します。
裁量トレーダーに練習は必須
裁量トレーダーにとって、多くのトレード機会を得ることは非常に重要です。
自分の手法が長期間に渡って利益をもたらすのかを知るためには、たくさんのトレードを経て統計を取るしかありません。
ただ、なるべく時短で練習したいというのが正直なところ。
仕事などもありますし、土日に練習したいというときに過去チャートを利用して検証している人も多いと思います。
私も、土日に動くチャートで練習できたらな・・・と思っていました。
有料版で良ければFOREX TESTERや練習君プレミアムでいいと思いますが、無料で練習したいのなら、今回ご紹介するEAは心強い味方です。
このサイトやYou Tubeでご紹介したThinkTraderは、無料版としては非常に良い練習用ツールですが、MT4と同じ環境で練習することができません。
どうしても普段利用するインジやテンプレートで練習をしたくなります。
MT4で裁量トレードの練習ができるEA「Manual_Backtest_Indi」
作成されたのが2015年で、すでにいくつかのサイトで紹介されていますのでご存知の方も多いと思いますが、改めて。
これは本当に優秀なEAです。
作成した方に感謝です。
↓↓
「ロスカットに負けない男」ロンドさん
http://fx-dollaryen.seesaa.net/article/414172748.html
このEAをストラテジーテスターで稼働させると、過去のチャートを再生できます。
その上で、トレードパネルを表示させるインジを入れ、売買を行うことが可能です。
パネルをクリックして売買や決済、指値/逆指値を入れることもできますし、ショートカットキーで売買、決済することもできます。
キーボードでの売買は、Aが売り、Dが買い、Sが決済です。
指値や逆指値は、発注後にチャート上でドラッグアンドドロップして移動させることもできます。
「Manual_Backtest_Indi」の使い方
まずはインストールの方法を。
ロンドさんのページ(http://fx-dollaryen.seesaa.net/article/414172748.html)からEAとインジをそれぞれダウンロードしてください。
ダウンロードしたら、EAはEpertsフォルダへ、インジはIndicatorsフォルダに保存します。
保存したら、MT4を再起動させましょう。
保存先のフォルダは、MT4の左上にある「ファイル」→「データフォルダを開く」から表示できます。
MT4を再起動させたら、MT4上部のボタンをクリックしてストラテジーテスターを表示させます。
キーボードCtrl+Rでも表示できます。
ストラテジーテスターを表示させたら、「Manual_Backtest_EA」を設定しましょう。
通貨ペアは任意で。
モデルは「全ティック利用可能・・・」をおすすめします。
期間は指定しなくても稼働させられますが、特定の期間の値動きで練習したい方は指定してください。
最後に、「ビジュアルモード」にチェックを入れて、スタートです。
ビジュアルモードが表示されない方は隠れているだけですので、ストラテジーテスターの表示幅を上に広げてください。
上端をドラッグすると広げられます。
稼働させると、最初はこんな感じです。
ここに自分が使いたいインジを入れて練習しましょう。
テンプレートを作っておくと便利です。
放っておくとチャートが進んでしまうので、「>>」ボタンをクリックするか、キーボード「Pause/Break」で止められます。
最後に、売買パネルを表示させましょう。
Indicatorsフォルダに保存したインジ「Manual_Backtest_Indi.mq4」を選択して完了です。
このEAを作成したロンドさんは、使用マニュアルまで用意してくれていますので、使い方を確認したい方は、サイトURLからそちらをご覧ください。
ヒストリカルデータのインポート方法
このEAを使って過去の値動きで練習する場合、期間設定によっては表示できないことがあります。
これは過去のチャートデータをインポートしていないことに起因することが多く、MT4にヒストリカルデータをインポートすると解決します。
あと、チャートのオプションから表示バー数を増やしておくことも必要です。
ヒストリカルデータをMT4にインポートする方法や表示バー数を増やす方法は別記事で解説していますので、わからない方はそちらをご確認ください。
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