FXは株式取引と違って、そもそもがレバレッジの効いた取引です。
レバレッジが効いているというのはつまり自分が持っている金額以上の取引ができるということです。
例えば、1ドル100円のドル円で一万通貨ポジションを持つとすると、通常の売買であれば当然100万円が必要になります。(100円×一万)
ですが、例えば国内業者では最大の25倍のレバレッジをかけると、100万円÷25で、4万円あれば一万通貨のポジションを持つことができるわけです。この時の4万円というのが、一万通貨持つのに必要な金額つまり、必要証拠金となります。
このレバレッジで考えたとき、例えば、5万円の口座残高で一万通貨の取引をするとしたら、証拠金維持率は125%です。
この証拠金維持率は強制ロスカットの基準として非常に重要です。証拠金維持率が50%を下回ると強制的にロスカットする業者が大半です。
では、XMで適用される888倍のレバレッジであれば、必要証拠金はいくらかというと、100万÷888=1,126円です。
1,126円だけで一万通貨の取引ができるということです。
このとき、同様に5万円の口座残高で一万通貨を取引すると、証拠金維持率は約440%です。
どちらの方が逆行に耐えられるか、わかりますね。
先ほど助かった・・・!!!ハイレバレッジだからできること!!
で公開したトレードは、大きく逆行していったのですが、最終的にはトントンで逃げています。
このトレードは、ハイレバレッジを利用して出口戦略を考えたわけですが、国内業者では間違いなく実現しないトレードです。
まず最初に建てたポジションは、15万通貨で、必要証拠金は24,000円です。
証拠金維持率は1600%以上。
国内業者では、40万の残高で15万通貨のポジションを持つことすらできません。
このポジションを建てて間もなく、大きく逆行しました。
この逆行がかなり勢いよく、強かった。
証拠金維持率が高いので、たいていの逆行は耐えられるのですが、このときはしばらく建値までは戻ってこないかもしれないと覚悟しました。
ただ、建値撤退はできないけど、これだけのマイナスは嫌だなと考えて、更にショートポジションを15万通貨建てました。
同量のポジションを最初に建てたポジションより上に建てることで、±0の損益分岐点を当初より上に持ってくることができます。
当然、ポジションを増量することで証拠金維持率は下がりますが、残高に対して必要証拠金が割合少なく済むのでそれほど大きな影響はありません。
これができれば、波を描くことすらないよほど一方的な動きでない限り、たいていは0で決済することができます。
一つ注意点を挙げるとすれば、やはり証拠金維持率に気を付けるというところです。
レバレッジが大きく必要証拠金が少なく済むからと言って、ポジションを取りすぎれば逆行に耐えられなくなります。
維持率と変動幅には注意しながらポジションを建てましょう。
なかなかピンポイントでエントリーポイントを絞ることができないうちは、この資金管理術は必須です。
また、トレードでの稼ぎが安定しない頃は、ハイレバレッジを利用して必要証拠金を押さえて、証拠金維持率の高いトレードを行う必要があります。
ハイレバレッジトレードに対する認識を改め、利用することでリスクを抑えた息の長いトレードを実践することができます。
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